下諏訪町擁壁工事|崩れそうな石積みの擁壁をコンクリートで補強
- 外構工事
石は以前にご自分で積まれたということです。高さは一番低いところから高いところまでで約2m、上には物置が据えてあります。ちょっとの揺れで崩れてしまいそうです。この下は諏訪湖へ通じる遊歩道になっているので、万が一崩れて歩行者にあたってしまったら一大事です。
まずブロックの擁壁と石積みの擁壁を鉄筋でつなぎます。これである程度の強度は出るはずです。
次にコンクリートを流し込むための型枠を組んでいきます。こういった既製品でない型枠は枠自体を切ったりして加工しなければならず、また型枠次第で仕上がりが左右されるので大変です。
型枠を上から見た写真です。
職人曰く、俺が組む型枠は絶対に動かないし、センスがいいと自画自賛していました
コンクリートを流します。場所的にミキサー車が入るところでもないので、一輪車で手運びです。私も何往復かお手伝いしました。
この後バイブレーターという機械で振動をかけて中の気泡をつぶします。気泡が残っていると固まって型枠を外した時に穴だらけになってかっこ悪い仕上がりになってしまいます。外から型枠をたたき、中からバイブレーターで振動を与え気泡をつぶしていきます。
数日後、型枠を外して完成しました。気泡の穴もなくきれいな仕上がりです。夕日に映えます。
上面も小手で平らに仕上げました。物置が載るから大体でいいとお施主様にも言われたのですが、うちの職人は大体という仕事ができません。一つ一つ丁寧な仕事をします。お施主様も喜んでおられました。