諏訪市外壁現地調査|デザイン性の高い窯業系サイディングデザインを生かすには
- 現地調査
このようなデザインの外壁です。この外観を維持しつつメンテナンスをするには、通常の塗料では塗りつぶしてしまうのでできません。そこで透明なクリア塗料を使うことをご提案しました。耐久性も通常弊社が使っているシリコン樹脂塗料と同等かそれ以上あり、お客様のご要望にもピッタリかと思います。
ただ、弱点は今ある劣化や破損、汚れなどをしっかり補修しないと、そのまま透明な塗料の向こう側に見えてしまうというところです。
まずサイディングボードの性能を調べました。ありがたいことにお家の図面を保管なさっていたのでそれをお借りしてサイディングボードの使用を確認しました。一番確認したかったのはボードの厚さです。厚さ12mmを基準にそれより厚いか薄いか、12mm以上ないとボードが寒暖差の影響で反ってしまうことがあります。逆にそれ以上あれば反りの心配が減ります。このお宅のサイディングボードの厚さは15mmありました。目視検査からも反りは見られませんでしたので一安心です。次に写真にある通気層の確認です。写真は基礎と外壁の間の土台水切りという部材の下側を地面に寝そべって取ったものです。この名が通気口で、サイディングボードの裏側に通気層があることを意味しています。厚みもあり通気も取れているので、サイディングボード自体は問題ありません。