安曇野市雨漏り補修工事|室内に雨漏り|漆喰の割れが原因で補修工事
- 雨漏り工事
工種 雨漏り 外壁漆喰補修工事
費用 20,000円
工期 2時間
安曇野市で和室の天井から雨漏りがするというお問い合わせがあり伺いました。
室内を拝見すると確かに天井と、出窓の天井に雨染みがあり、明らかに雨漏りしています。このお部屋の上は2階の部屋があるので屋根が遠因とは考えにくく、外壁を点検しました。
外壁は真壁(しんかべ 柱が露出している壁)の漆喰塗り、つけ柱やつけ梁周辺の漆喰が剥がれていました。雨漏りの原因はこの漆喰の剥がれのようです。左官職人を呼んで補修してもらうことになりました。
外壁の様子、つけ梁(つけはり)周辺です。つけ梁は外壁側に露出している梁のことです。その上側の漆喰が剥がれていました。つけ梁と漆喰の壁の間から水が入り、その影響で剥がれたものと思われます。窯業系サイディング(ようぎょうけいサイディング)※1やALC※2の外壁に見られる爆裂と同じ現象です。水が入るには十分な損傷でした。
※1 窯業系サイディング
セメントと繊維質を混ぜて高温で圧縮して板状に成型した外壁材で、圧縮する際に窯(かま)を使うことから窯業系サイディングといわれています。それ自体に防水性がないので表面を塗装することで防水しています。塗膜の劣化から防水性を失うと水を吸いやすくなり、その水が凍結して外壁を壊す爆裂という現象がおきます。
※2 ALC
Autoclaved Lightweight aerated Concrete の略で「高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート」と訳されます。簡単に言うと気泡の入った軽いコンクリートです。こちらもそれ自体に防水性がないので表面塗装しなければならず、窯業系サイディングと同様、塗膜の劣化から爆裂が起きてしまいます。
つけ柱周辺の漆喰も剥がれて穴が開いていました。つけ柱とは外壁側に露出している柱のことです。水が入った可能性が高いのはコチラではないでしょうか。つけ柱と外壁の取り合いの部分のコーキングも切れていました。
補修作業です。
まず霧吹きで水をかけ、漆喰を湿らせます。新しい漆喰と古い漆喰の接着をよくするために、古い漆喰を一度粘土状に戻すイメージです。
新しい漆喰を塗っていきます。簡単そうに見えてきれいに平らに塗るには技術が必要です。左官職人は10年続けてやっと一人前になれるかどうからしいです。若い職人が育たず苦労している業界だということでした。
つけ柱に空いていた穴も漆喰で埋めました。切れていたコーキングも打ち直して工事終了です。これで雨漏りの心配も解消されたと思います。
短時間で費用もあまりもらえない工事でしたが、お客様のお悩みやお困りごとを解決するのが私たち街の外壁塗装やさんの仕事です。
外壁、屋根にかかわらずお家のことで困りごとお悩みがありましたら一度私たち街の外壁塗装やさん松本諏訪平店までご相談ください。