松本塩尻の皆様へ|外壁塗装豆知識|壁に触ると手に着く白い粉チョーキングの正体は
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今回は外壁を触ると手についてくる白い汚れ、チョーキングについてです。
外壁を触ると手に白い粉状の汚れが付いてきた、という経験をされた方も多いかと思います。あの白い粉の正体は何なのかを解説していきます。
上の写真は左が外壁に触れる前、右が触れた後です。指先に白い汚れがべったりついているのがわかるかと思います。これがチョーキングです。日本語では白亜化とも言います。塗料はシリコンやフッ素などの樹脂成分と、色をだす成分の顔料とが結合して構成されています。紫外線が外壁にあたると塗膜の中で劣化成分であるラジカルが発生し、樹脂と顔料の結合を分解します。樹脂から離れた顔料が表面に浮き出て白い粉状の汚れとなって手に着く、これがチョーキングです。
最近では塗膜劣化成分であるラジカルの発生を抑制する塗料が出ています。チョーキングは塗膜劣化の初期症状なので、チョーキングの発生を抑えられれば耐候性が高くなります。
チョーキングが発生すると、そろそろ塗り替えの時期という外壁からのサインです。塗り替え工事をする場合は最初に高圧洗浄を行います。チョーキングは高圧洗浄をするときれいに落とすことができます。洗浄した水が真っ白になるほどよく落ちます。
チョーキングは外壁の劣化のひとつではありますが、深刻な症状ではありません。塗り替えの時期が来たというサインなので、手に白い汚れがついてきたら外壁塗装をご検討ください。早めのメンテナンスが外壁自体を長持ちさせるポイントです。