箕輪町外壁塗装|養生から付帯物塗装まで塗装の流れをご紹介
- 外壁塗装
- シーリング打ち替え
- 破風軒天塗装
伊那郡箕輪町で板間シーリング部の補修工事、外壁塗装工事、付帯部塗装工事を行いました。その工事の流れを簡単にご紹介します。
◆外壁材 窯業系(ようぎょうけい)サイディング※1
◆板間シーリング部※2
◆付帯部 破風(はふ)板金※3 雨樋
※1 窯業系サイディングとは
セメントと繊維質などを混ぜて板状に加工した外壁材 デザインの豊富さ、施工のしやすさ、価格面などから現在の外壁の70%以上を占めている
※2 板間シーリングとは
窯業系サイディングのボードとボードの接続部に打つゴム状の防水材 建物の動きや経年で劣化するため定期的なメンテナンスが必要
※3破風板金
屋根の出(軒 のき)の側面にあたる部分
板間シーリングの工事の様子の写真がなかったので写真でのご紹介ができないのですが、一部劣化が激しかったシーリングだけですが、目地カバーという金属のカバー材をかぶせる工法を取りました。
工事前の現状
施工前の現状の様子です。浴室窓下のシーリングの劣化が顕著でした。目地カバー工法はこの目地に行いました。そのほか、チョーキング(触ると粉状の汚れが付く現象 塗装が必要になるサイン)が見られ、塗装でのメンテナンスが必要な時期に来ていました。
塗料を付けたくないところを養生(ようじょう)します
まず養生(ようじょう)の作業です。塗料を付けたくない窓や玄関ドア、玄関灯、今回は屋根のメンテナンスは必要なかったので屋根面、給湯器、計器類、灯油タンクなどをマスカーというビニールガムテープが付いたものを使って覆います。また、最後に雨樋を塗るので、いったん雨樋も養生します。一見簡単そうな作業ですが塗装するところとしないところの境目になるので、まっすぐ貼らないときれいなラインが出ません。養生には技術と正確さが求められます
屋根面は滑りにくいビニールシート【ノンスリップ】で養生
屋根面には写真の緑色をしたノンスリップというもので養生します。文字通り滑りにくい養生材で、歩いて移動する屋根面には最適な養生材です。
養生が終われば半分以上の仕事が終わったと言えるくらい重要な作業で、気を使うところでもあります。養生の良し悪しが仕上がりの良し悪しに繋がり、養生がうまい職人さん=腕のいい塗装職人さんと言っても過言ではありません。
軒天(のきてん)の塗装からスタートです
外壁塗装はその多くの場合、軒天(のきてん 屋根の出の裏側)から塗装を始めます。これは軒天と壁の取り合いの部分で壁の下塗りに白を使うケースが多いので、壁側に軒天の白い塗料が多少はみ出ても問題ないからです。
稀に軒天にグレーなど濃い目の色を使われることがありますが、その場合は壁側にはみ出さないようにマスキングテープで養生をします。
外壁塗装は下塗りから
外壁塗装はほとんどの塗料の場合、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。中塗り、上塗りはトップに来る同じ塗料を使いますが、下塗りは基板の素材や症状によって最適なものをセレクトします。下塗りは基板とトップの塗料の密着性を高める塗料で、下塗りをしないでいきなりトップの塗料を塗るとすぐに剥がれてしまいます。どんな工事でも共通ですが、下地や基礎の処理が工事の出来を左右します。
中塗りで塗料の機能を、上塗りで色つやを付けます
中塗り、上塗りの工程です。中塗りは塗料の持つ防藻性や防汚性、遮熱などの機能を付ける塗装、上塗りは機能を付けるとともに色の安定や艶出しをするイメージです。左の写真は上塗りに入っていますが、同じ色の塗料を塗っていますがよく見ると少し色が違うのがわかると思います。これで色つやを落ち着かせることができます。たまに3回塗りを2回で済ましてしまう良くない業者、職人がいますが、弊社はそんな手を抜くことは一切ありません。
付帯部塗装 破風(はふ)や雨樋を塗装します
最後に破風(はふ 写真左 屋根の出の側面)や雨樋を塗装します。金属のことが多い破風や雨樋なので、金属用の塗料に変えて塗装します。破風は壁の上になるので養生はしなくても塗料はつきませんが、雨樋、特に竪樋は壁に近いところにあるので養生していました。この養生に使ったマスカーを外して塗装します。
きれいに仕上がりました
目地の補修、軒天塗装、外壁塗装、破風塗装、雨樋塗装とすべてが終わり、きれいに仕上がりました。
お施主様と弊社代表山下
お客様にもご満足いただき、きれいに仕上がったお家をバックに写真を撮らせていただきました。
実はこのお家、弊社スタッフのご実家です。そのため、普段は塗装の現場は我々に任せる代表の山下ですが、自ら現場管理の担当をしました。
各部仕上がりの様子
窓下の中央に見えるのが目地カバーです。同色で塗るのであまり目立ちません