諏訪郡原村外壁工事|窯業系サイディングのシール打ち替え|外壁塗装
- 外壁塗装
- シーリング打ち替え
施工概要
- 施工内容
- 外壁塗装
シーリング打ち替え - 使用材料
- 関西ペイントRSシルバーグロスシリコン
- 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 13年
- 建坪
- 塗装面積148㎡
- 保証年数
- 7年
- ご依頼のきっかけ
- シーリングが劣化してきたことと、外壁の劣化がひどくならないうちにメンテナンスしたかった
- 工事費(総額)
- 130万円
- 地域
- 諏訪郡原村
諏訪郡原村で行った窯業系サイディングの外壁塗り替え工事をご紹介します。現状は外壁自体に大きな損傷はなく、わずかにチョーキングが見られるのと、北面にコケが発生している程度でした。サイディングボード間のシーリングに亀裂や剥がれが見られたので打ち替えが必要だったこと、劣化が軽症のうちにメンテナンスをしたいとのことで今回の塗装工事となりました
※チョーキング・・外壁面に触ると粉状の汚れが付く現象。塗料の中の顔料(色の成分)が紫外線により浮き出てくるため起こる。
※シーリング・・サイディングボードのジョイント部分の目地や窓周りに打たれているゴム状の防水材。紫外線や風雨で亀裂や剥がれなどの劣化が発生する
高圧洗浄を行った後、シーリングの打ち替えから始めます。両サイドをカッターで切って古いシーリング材を剥がします。建物の大きさにもよりますが、ぼ度間のシーリングの長さ全部足すと100m~120mほどになります。撤去後、外壁にはみ出さずまっすぐきれいにシールを打つために、マスキングテープを目地の両サイドに貼ります。準備が済んだところで新しいシーリングを注入していきます。
糊状のシーリング材ですが、固まるとゴム状に変化します。多めに注入してヘラで均した後、マスキングテープを剥がして終了です。マスキングテープはシールを打った後すぐに剥がさないとシーリングが一緒にはがれてしまうので注意が必要です。このシーリングは変成シリコンと言って、上から塗装することができるシーリング材です。変成でないと上から塗装ができないのでこちらも注意が必要です。
次に下塗りの作業です。外壁塗装は通常下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。下塗りは外壁と塗料の密着を高める接着剤の役割があります。外壁の素材によってプライマー、シーラー、フィラー、サーフェーサーと使い分ける必要がありますが、今回はサーフェーサーを使用しました。使った塗料は関西ペイントのRSサーフです。弾力がある微弾性塗料です。これを塗り残しがないように塗っていきます。
中塗り、上塗りの状況です。下塗りは下塗り材を塗りますが、中塗り、上塗りは同じトップに来る塗料を2回塗るという施工になります。中塗りでしっかり密着させますが、仕上がりほど艶は出ません。また色もぼやけた感じになります。これに上塗りをすることで、色つやがしっかりと付きます。トップで使用した塗料は関西ペイントのRSシルバーグロスSiという塗料です。ラジカル制御型シリコン樹脂塗料で、ラジカルとは紫外線が当たると塗膜内に発生する塗膜劣化成分です。ラジカル発生を抑制する効果がある塗料がラジカル制御型塗料と呼ばれるものです。
今回は外壁劣化が軽症だったので問題なく終わりました。早めのメンテナンスが大切だと改めて認識した工事でした。