安曇野市外壁カバー工法|窯業系サイディングに金属サイディング重ね張り
- 金属サイディングカバー工法
施工概要
- 施工内容
- 金属サイディングカバー工法
- 使用材料
- KMEW 金属サイディング
『はる一番』 - 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 25年
- 建坪
- 34坪
- 保証年数
- 10年
- ご依頼のきっかけ
- 安曇野市穂高で借家のオーナー様から外壁が傷んでいるので見て欲しいというご依頼を頂きました。オーナー様にも同行していただき現場を確認、調査しました。オーナー様は塗装での面テンスが出来ればというお考えでしたが、窯業系サイディングの目地のコーキングが劣化して、そこから雨水が入り、その水が冬に凍結して外壁を傷めている爆裂という現象が何ヶ所も起きていました。また、サイディングの板そのものも反りが入っていたので、塗装のメンテナンスよりも金属サイディングの重ね張り工法をお勧めしました。オーナー様も塗装はできないのではという見方をされていたので、今回重ね張り工法をすることとなりました。
- 工事費(総額)
- 1,600,000円
- 地域
- 安曇野市穂高
安曇野市穂高で借家のオーナー様から所有されている借家の外壁が傷んでいるので見に来て欲しいというご依頼を頂きました。オーナー様もご一緒に現地の状況を確認、調査委に伺いました。オーナー様は塗装が出来るのであれば塗装でメンテナンスをしたいというお考えでしたが、塗装はできないのではないかという見方をされていました。私が診断した結果は塗装不可というものでした。セメント系の窯業系サイディングという外壁材でしたが、板と板の間、板間の目地に打ってあるコーキングが経年劣化でひび割れや切れなどがあり、そこから雨水が入り込んでしまい、その雨水が凍結により膨張して中から壁を壊す爆裂という現象が起きていました。
外壁の劣化症状
左の写真が窯業系サイディングの板間の目地のコーキングの状態です。コーキングはシリコン樹脂のゴムのようなものですが、それが硬化してひび割れが起きています。この割れた隙間から雨水が侵入してしまいます。このサイディングは直貼り工法と言って構造体の柱に直接サイディングを貼っています。通気層が無いので入った雨水の逃げ道がありません。
通気を取っていれば例え雨水が入ってしまっても、水分の逃げ道はあるので大きな被害が防げたのですが・・・
右の写真は窓廻りです。窓廻りは雨水のほかに結露水も入り込んでしまいます。爆裂の被害が一番多い場所です。
みなさんも通気が取れているかいないかは確認された方がいいと思います。お家の図面があれば最初のページの方に書いているかもしれませんし、わからないという方はぜひ街の外壁やさんにご相談ください。
こちらが爆裂の写真です。窓廻りがやられています。こちらの借家は何ヶ所も爆裂が起きていたので、塗装でのメンテナンスはできませんでした。あまり大きくないお家なので、もし塗装が出来る状態なら費用は足場を含めて70~80万円位でしたが、塗装が出来ず金属サイディングの重ね張り工法になってしまったので163万円と倍の費用が掛かってしまいました。早めにメンテナンスをしていればここまで費用はかからなかったと思います。みなさんも築10年経ったら一度調査をご依頼ください。調査から見積りまでは無料です。
金属サイディング施工 樹脂胴縁取付
工程のご紹介です。
まずは下地作りからです。壁全面に胴縁という角材を取り付けます。この胴縁に金属サイディング本体を取り付けていきます。メーカーの施工基準は木製の胴縁ですが、弊社では樹脂製の胴縁を使用します。万が一水が入っても樹脂なので腐食しません。また、15mmの厚みがあるので、この15mmで通気が取れます。通気工法も兼ねています。写真の黒いラインがすべて樹脂胴縁です。
金属債ディング施工 本体取付
基礎の上にスターター、窓廻りにアングル、角の所に出隅ベースなど、役物と言われる部材を取り付けてから、金属債ディン本体を取り付けます。今回使ったサイディングは株式会社KMEWの金属サイディング「はる一番」という商品で、柄はプレーンシェイプ、色はマーブルグレーです。事前にイメージ画像を作成してオーナー様と打ち合わせて決めた色、柄です。素材はガルバリウム鋼板、断熱材が裏についているので冬暖かくなります。防音性にも優れている商品です。
こちらが完成写真です。実はこのお家はオーナー様が初めて建てて住んだお家だそうです。今では別のところにお家を立てて移ってしまっています。その思い入れのあるお家でしたが劣化が激しく、壊してしまうことも考えられたそうです。でも今回の工事で蘇りました。オーナー様も大変喜ばれていました。