松本市屋根塗装・外壁塗装|施工実績県下No1!高耐久フッ素樹脂塗料を塗装
- 外壁塗装
- 屋根塗装
- 雨樋交換
- 破風軒天塗装
施工概要
- 施工内容
- 屋根塗装
外壁塗装 - 使用材料
- 屋根:AGCコーテック
ルミステージ弱溶剤GT
外壁:AGCコーテック
ルミステージ水性GT - 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 25年
- 建坪
- 30坪
- 保証年数
- メーカー保証10年
- ご依頼のきっかけ
- 外壁北面にカビのような汚れが目立ってきたため
- 工事費(総額)
- 1,480,000円
- 地域
- 安曇野市
安曇野市穂高で屋根と外壁の塗装を行っています。前回のブログで洗浄から養生までの作業の様子をご紹介しましたが、今回はいよいよ塗装の作業をご紹介します。
屋根はガルバリウム鋼板※1の一文字葺き、寄棟(よせむね)の屋根形状※2で元々黒かった屋根が塗膜の変退色でほとんど白になっていました。
外壁はALC※3でこちらは目地からみのクラック、一部コケの発生、チョーキングなどの劣化症状が見られました。
※1ガルバリウム鋼板とは
鉄を基板に亜鉛+アルミ+シリコンの合金をメッキ加工した鋼板。今は次世代ガルバリウムといわれるSGL鋼板も登場している。(SGLはマグネシウムを追加した合金メッキ)トタンに代わって金属屋根=ガルバリウムもしくはSGLと言ってもいい。スレートや瓦を抜いて屋根材のシェアトップになったというデータもある。
※2寄棟(よせむね)の屋根形状とは
4方向に屋根の傾斜面を持つ屋根の形状。屋根の頂上の大棟から四隅に隅棟(すみむね)があるのが特徴
※3ALCとは
Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で「高温高圧蒸気養生された軽量発泡コンクリート」と訳せるが簡単に言うと気泡が入った軽量コンクリート。厚さ30mm以上のものが多く暑さのある外壁が形成でき、防音、断熱、難燃などが期待できる。ALC自体に防水性がない上に気泡に水が入りやすい形状なので、表面の塗装は必須、定期的なメンテナンスも必要。
工事の様子です。まずは屋根、外壁を高圧洗浄します。私たちプロはホームセンターや家電量販店で市販されている電動の高圧洗浄機ではなく、ガソリンエンジンの業務用の高圧洗浄機を使用します。電動ではパワーがなく水圧が足りないため、納得のいく洗浄ができません。業務用の洗浄機はパワーがありほしい水圧を出せます。今回は外壁にカビのような汚れがあるということでバイオ洗剤を混ぜながら抗菌洗浄しました。
ガソリンエンジンの洗浄機を使って屋根を高圧洗浄、同じ洗浄機を使って洗剤を入れて外壁を抗菌高圧洗浄を行ったら、さらに塗装をしない塗料を付けてはいけない窓や玄関ドア、計器類や給湯器、配管などをビニールで覆う養生という作業を行います。養生という作業です。マスカーというビニールにガムテープが付いた養生材を窓枠や玄関ドアなどに貼って覆います。塗装面と非塗装面の境になりマスカーが曲がっていると、塗装のラインもその通り曲がってしまい見た目がよくありません。塗装の良し悪しは洋上で決まるといっても過言ではないくらい、丁寧に行う工程です。
まずは屋根塗装の様子です。
屋根塗装はほとんどの場合下塗り、中塗り、上塗りと3回塗りで仕上げます。
下塗りは専用の下塗り塗料で屋根面と塗料の密着を高めるために塗ります。
使用した塗料は下塗りがAGCコーテックのルミステージ防錆プライマーです。白く見えるのが下塗りの防錆プライマーを塗ったところです。
十分下塗りが乾いたところで中塗りをします。使用した塗料は同じくAGCコーテックのフッ素樹脂塗料、ルミステージ弱溶剤GTです。左の写真の黒く線になっているところは細かくローラーでは届かないところを刷毛を使って塗るダメ込みという塗り方で塗ったところです。広い面は右の写真のようにローラーで塗っていきます。中塗りは塗料の機能を塗装するといったイメージです。
上塗りも中塗りが十分乾いたところで塗っていきます。十分乾かすというところがポイントで、先に塗った塗膜が乾こうとして水分を出します。この水分が残ったまま上に塗装してしまうと、蒸発しようとしていた水分が逃げ場がなく上に塗った塗膜を押し上げようとします。すると風船のように塗膜が膨らんでしまいます。膨れ(ふくれ)という施工不良の現象です。そのため先に塗った塗料が十分に乾かないと津具の作業に入ることができません。工期短縮で乾ききらないうちに塗装してしまって膨れが起きていた屋根や壁をいくつか見たことがあります。注意が必要です。
上塗りも中塗りと同じルミステージ弱溶剤GTを使っています。細かいところは刷毛を使ってダメ込みで、広い面はローラーで、上塗りは塗料の性能はもちろんですが、色つやを塗装していきます。
屋根塗装の最後に付帯物の塗装として、雪止めのLアングルを塗装しました。塗装やさんによってはこれを外さずに塗り、アングルの下を塗り残すところもあるようですが、弊社では必ずアングルは1回外してアングルの全面とアングルの下に塗り残しがないように塗装します。
外壁塗装の様子をご紹介します。
外壁にもAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージを使っています。
まずは下塗りです。下塗りはルミステージ専用の下塗り材、ボンHBサーフェーサーを塗りました。屋根と同様に細かいところは刷毛を使ってダメ込みをし、広い面はローラーを使います。こちらも屋根と同様下塗りは塗装面と塗料の密着性を高めるための塗装です。
中塗りの様子です。
中塗り、上塗りはともにAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージ水性エナメルを塗っています。刷毛、ローラーを使って塗り残しがないかチェックしながらの塗装です。
3回塗りの最後、上塗りです。
塗り方は下塗り、中塗りと同じですが、中塗りと同じ色を重ねるので塗り残しが見分けにくくなっています。見逃さないように慎重にチェックをしていきます。
アルミのベランダ手すりが色あせていたので塗装しました。本来は塗れないアルミですが、特殊な下塗り材を使って屋根と同じ塗料を塗りました。屋根や壁よりはがれやすいという心配はありますが、多分大丈夫だと思います。
雨樋と雨樋がついている面、鼻隠しを塗装します。こういったところは足場がないとメンテナンスできないので、外壁塗装で足場を立てた際は同時に塗装したいところです。
お仕事などで工事の進捗を見ることができないお施主様には、適正量の塗料を使用しましたという証拠の意味も含めて、使用して空になった塗料の缶を写真に撮って完工報告に載せます。
3回塗りますと言って実際は2回しか塗らないなどの悪徳業者がまだまだいる塗装業界、弊社は正確に塗装面積を出したうえで適性の塗布量を守って施工しています。
先日ルミステージの塗料メーカーAGCコーテックさんから、2022年度の表彰を受けました。今回は2部門での受賞で、一つは施工実績中部地区第2位、もう一つはお客様満足度全国第5位です。
施工実績は中部地区で毎年1位か2位をいただいています。愛知や静岡、三重などの大きな都市を抱えた地区での第2位なので価値があるかと思っています。
お客様満足度全国第5位は今回初めていただいた部門の賞です。いい塗料をご提案し、高い技術で施工した実績だと思っております。
ただ、両賞ともまだ1位ではありませんので、1位を取るべくさらに精進したいと思います