塩尻市峰原でALCの外壁の塗膜が剥がれてしまっているので見て欲しいというご相談があり見に行ったところ、今までに見たことないくらいひどい状態でした。目地の部分が浮いて、そこから剥がれてしまったのだと思います。また、剥がれたところから水が入り、それが蒸発した際に塗膜を持ち上げてしまうフクレも見られました。当初塗装での補修をご希望でしたが、今後ほぼメンテナンスフリーの金属サイディングのカバー工法をすることになりました。
まずは樹脂製の胴縁という角材を壁に90cm間隔で打っていきます。メーカーの施工マニュアルでは木製の胴縁を使っていますが、弊社では万が一水が入ると、木製の胴縁は腐食してしまうので、腐食の心配がない樹脂製胴縁を使用します。芯材にアルミが入っているのでさらに耐久性があがります。下の写真の黒い角材が樹脂胴縁です。
出隅ベースという部材を取り付けます。取り付ける場所は建物の角の部分です。この後にL字の出隅カバーという部材が付いて、角のジョイントがまとまります。下の写真の銀色の部材が出隅ベースです。
ちょうど工事が始まってから10日間ほど、ご主人様が勤続30年のご褒美でお休みでした。じっとしていられない方で工事の様子をずっと見ていました。また、DIYもお好きで、今回の工事で余った材料を使って、弊社の職人の指導のもとエアコンの室外機の屋根を作られました。素人とは思えない器用さで、素晴らしい屋根が出来ました。