養生を外しました
北安曇郡池田町で施工しました外壁モルタル部のマスチック塗装が仕上がりまして、幕板の塗装にかかるために幕板や窓にかぶせていたビニール養生を剥いでいきます。
養生ビニールをはがす際に気を付けなければいけないことがあります。養生ビニールを張り付けるテープの端の部分にカッターで切れ目を入れなければいけません。
ビニール養生の役割として塗料が付かないようにする事と、塗らない面と塗る面の境目を綺麗に表すことです。今回はマスチック塗装なのでビニール養生の接着際に厚い塗膜が出来上がっています。カッターで切れ目を入れないでビニールを剥いでしまうとせっかく綺麗に仕上げた塗膜がちぎれて、無塗装面と塗装面の境目が汚くなってしまいます。
一気に剥がしてしまいたい気持ちをグッとこらえて、チリ際にカッターで切れ目を入れて剥がす作業を地道に繰り返します。今回の現場は壁面に幕板がありますので、サイディング壁よりも養生をしていた箇所が多いです。カッターの切れ目の入れ具合も職人の腕となります。
塗装面と無塗装面の際の画像です。今回のマスチック塗装は下塗りに弾性フィラー、中塗り・上塗り仕上げにドリームコートをマスチック工法塗装2工程で塗膜を厚くしました。際の切れ目からしっかりと厚い塗膜が仕上がっているのがご覧になれます。
木部隙間補修
こちらは幕板同様木部塗装の腰板になります。この腰板の鎧張りになっている杉板に木目に沿って隙間ができていました。クラックとは違い杉板の収縮によってできたものと思われます。隙間から中の防水紙が見えていました。養生をはがして木部パテで補修致しました。
軒樋も綺麗に仕上がりました。現在の季節が冬ですので気温を見ながらの施工をしています。水性塗料は気温が低いときに塗ってしまうと凍って小さな気泡がぷつぷつと表れてしまいます。そうなってしまいましたらもう塗り直さなければいけません。樋は鉄製なので弱溶剤を塗装します。溶剤なら凍らないかと考えてしまいがちですが、溶剤の場合気温が低すぎる時に塗装をしてしまいますとツヤが綺麗に出ずに艶消しでもなく曇った仕上がりになってしまいます。冬場の施工は気を使いますので日数が増えます。