富士見町外壁塗装|クラックが顕著だったモルタル外壁を塗装
- 外壁塗装
下見採寸の際一番気になったのが細かく何本も入っているクラックでした。この程度のクラックで建物が崩壊するようなことはりません。外壁の揺れや動きに塗膜がついていけずに入ってしまうクラックで、構造体に影響があるものではありません。ただそうはいっても気持ちのいいものではないので、クラックができにくい施工方法を取りました。
いつものように高圧洗浄をしてから、窓や玄関ドア、計器類、給湯器など塗料を付けてはいけないところをマスカーという先端にガムテープがついたビニールで覆います。養生という作業です。外壁塗装をする際この養生が一番大事な作業で、ここを疎かにすると、テープから塗料がにじんでガタガタの仕上がりになってしまいます。麻酔キングテープを下貼りしてにじみを防ぎます。こうすると塗ったところと塗らなかったところのラインがまっすぐきれいに出ます。細かいところですが仕上がりをきれいにする大切な作業です。
下塗りの作業です。下塗りの材料にクラックが入りにくい微弾性のサーフェーサーという塗料を使います。下塗りは塗装面と塗料の密着をよくする目的がありますが、サーフェーサーはもう一つ、弾力性があるので外壁の動きについていいてくれます。柔軟性がある塗膜になるのでクラックが入りにくくなります。元々あったクラックもサーフェーサーでほとんど隠れます。使用した塗料は関西ペイントのRSサーフです。
続いて中塗りの工程です。中塗りはトップの仕上げ塗料と同じものを使います。使用した塗料は関西ペイントのRSシルバーグロスSiです。ラジカル発生抑制型シリコン樹脂塗料で、耐候年数は12年~15年と従来のシリコン樹脂塗料よりも2~3割耐候性が高い塗料です。
最後に上塗り、トップを塗って外壁塗装は終わりました。クラックもわからないくらいきれいに仕上がりました。
外壁を塗装する際には、必ず足場を架けます。せっかく足場を架けたのだから、足場がなければ塗装できない付帯物の塗装もします。左の写真は1階と2階を仕切っている幕板(モール)です。右の写真は屋根の出の裏側軒裏天井です。
こちらの左の写真は雨樋がついている面の鼻隠しという部位です。右の写真は軒樋です。いずれも元々が白だったので今回も白を塗装しましたが、白は下の色が透けやすい色です。1回では収まらなかったので2回、場合によっては3回塗って白を出しました。
出来栄えはもちろん、職人の礼節や作業までお施主様からお褒めのお言葉おいただきました。大変喜んでいただきました。