塩尻市外壁塗装|気泡発泡コンクリートALCに適正塗料を塗装
- 外壁塗装
塩尻市でALC外壁を塗装しました。ALCを一言で表すと「軽量気泡コンクリート」です。基本がコンクリートですから「不燃」で抜群の「耐火能力」を持ちます。そして、「高い断熱性能」と「軽さ」の元になっているのが「無数の気泡」ですが、実はこれが「最大のウイークポイント」にも成り得るのです。一般的に住宅用に使用されているALCパネルの厚さは、35㎜~75㎜(37㎜、50㎜が主流)ですが、窯業系のサイディングボードが14㎜~18㎜なのに比べると、かなりの厚みがあります。この厚みを作り出すため、内部に補強のための「鉄筋」や「ラス網(金網)」が中に入っています。防錆加工はされていますが、防水効果が無くなって何度も雨水に晒されていればその効果も落ちてしまいます。鉄が錆びれば体積が膨張し、剥落や爆裂の発生原因になります。また、定期的な塗装を忘れていたため、冬にお風呂場の窓下に起きた結露が浸透し、それが凍結することで大きく剥がれ落ちてしまったという例は数多く見受けられます。
塩尻市で、ALCの塗装をしました。耐火、強度、遮音、断熱、といった高機能なALC外壁であるがゆえに、塗料は慎重に選ぶ必要があります。最も大切なことは、「透湿性」と「防水性」です。一見矛盾した内容の様に感じる方もおられると思いますが、「透湿性」は、室内から発生する湿気や、外壁内に籠ろうとする湿気を輩出するために重要です。「防水性」は、お分かりの様に雨水の侵入を防ぐために長期的に優れた性能が要求されます。
塩尻市のお客様のALC外壁は、とてもデザイン性に優れていてお洒落な横のストライプの柄です。高圧洗浄も柄に沿ってしっかりしないと、汚れが残ってしまい施工ミスに繋がってしまいます。洗浄後は、しっかり乾燥させます。(高圧洗浄が出来ない環境の場合は、ケレン作業を特に念入りに行います。)ALCの劣化の状態に応じて、クラック補修、シーリング工事、欠損補修などを行います。下塗り材には、微弾性フィラーが適していますが旧塗膜が脆弱な場合は、「シーラーの下塗り+フィラー」が必要です。上塗り材は、ウレタン系・シリコン系・ハルス系・フッ素系等から選んで2回以上塗ります。今回は、AGCコーテックのフッ素塗料・ルミステージGTで施工致しました。