松本地区諏訪地区の皆様へ|外壁塗装の見積書の中身を解説します
- お役立ち情報
架設足場
外壁塗装には必須になる架設足場です。足場面積×平米単価で算出します。足場は建物より一回り大きくなるので足場面積は外壁面積より大きくなります。例えば南面1面の外壁が幅8m高さ5mだったとすると、外壁面積は40㎡ですが、足場面積は両サイド1m、高さ1mをプラスして10m×6m=60㎡となります。正方形の建物だとすると60×4=240㎡が足場面積です。これに平米単価をかけたものが足場代となります。
高圧洗浄
続いて高圧洗浄です。長年たまった砂ぼこりや、剥がれかかっている塗膜、鳥や虫のの汚物などをきれいに洗い流します。これも平米単価で算出します。水洗浄とバイオ洗浄で単価が変わってきますが、水洗浄で平米当たり200円前後だと思います。上の8m×8mの正方形で総2階の建物だとすると外壁面積160㎡となり、これに平米単価をかけたものが高圧洗浄費です。
養生
塗料がついてはいけないところをビニールなどで覆う作業です。開口部養生(窓や玄関)と付帯物の養生(給湯器や計器類、灯油タンクなど)があります。開口部は概ね外壁面積の20%くらいの面積になるので、外壁面積160㎡だとだいたい30㎡ほどが開口部面積です。これに平米単価をかけると開口部養生の費用が算出できます。付帯物の養生は面積が出しづらいので、一式いくら、もしくは塗装面積×平米単価で算出されていると思います。
外壁塗装
塗装の費用です。下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本的な工程です。会社によってそれぞれの工程で値段を出すところもあれば、3回分まとめて金額を出すところもあります。また、使用する塗料で金額が大きく変わります。
塗装面積は外壁面積-開口部面積でだします。開口部は概ね外壁面積の20%ですから(実際には図面や採寸で正確な面積を出します)外壁面積160㎡-開口部面積30㎡=130㎡が塗装面積となります。
付帯物塗装
せっかく足場が立っているので、足場がなければ塗装できない、軒樋、縦樋、鼻隠し、破風、軒天などの塗装もしましょう。軒樋は軒先に横についている雨樋。縦樋は文字通り竪についている雨樋。鼻隠しは軒樋がついている面を言います。破風は切妻屋根(三角屋根)の斜めの部分の側面。軒天は壁から出ている屋根の裏側を言います。それぞれ長さ(メートル)をだしてメートル単価で算出します。
シーリング補修
すべての外壁に当てはまるわけではないのですが、一番シェアが高い窯業系サイディングの多くにはボード間にシーリングが施されています。また、窓周りにもシーリングがあります。シーリングのメンテナンスも必要になることが多いです。今のシールを撤去して新しくシールを打つ打ち替え工事と、劣化がそんなに激しくなければ上からシールを打つ増し打ちという方法があります。どちらも長さ(メートル)を測ってメートル単価をかけて算出します。
その他の工事
その他にも、外壁が壊れている個所やクラックが入っているところの補修など、必要があれば行う工事の費用も算出します。程度にもよるので1か所いくらという金額になっているかと思います。
業者によっては外壁塗装一式いくらという出し方をするところもあるようですが、弊社では工事内容をご説明しながらひとつひとつの工程でお値段をお出しています。