上伊那郡辰野町外壁補修|外壁塗装前の下地調整|ALC外壁の補修工事
- 外壁塗装
- 補修工事
施工概要
- 施工内容
- 下地補修
外壁塗装
シーリング打ち替え - 使用材料
- AGCコーテックフッ素樹脂塗装 ルミステージXV
- 工事期間
- 2カ月
- 築年数
- 35年
- 建坪
- 90坪
- 保証年数
- 15年
- ご依頼のきっかけ
- 築後35年を経過して外壁全体が傷んでいるということ、また冬場の凍結にてALCが爆裂している根本の原因を直していきたい。
- 地域
- 上伊那郡辰野町
まずは下地処理
クラック(ひび割れ)からの爆裂
このように穴が開いたりへこんでいたりなどのデコボコ面は、ALC補修パテで穴や隙間などを埋めていきます。
ALC補修パテで穴埋めをしたらサンドペーパー等のヤスリで平らに削りなめしていきます。
新築時の古い塗膜まで落とすことにしました。
新築のALCパネルやモルタル壁は現場で吹き付け塗装仕上げをするのが一般的です。吹き付け塗装が悪い訳ではありませんが、コンプレッサーで吹き付けるために塗料を薄める必要があります。その点手塗ですと極端にいえば原液のまま塗れるので塗膜を厚く塗ることができます。
ALCパネルの継ぎ目はコーキング処理、穴埋めはALC補修パテで処理します。
これ以上穴が大きくなってしまったら、パテで処理が難しくなります。ALCパネルの部分貼り替え工事は不可能ではありませんが、ALCパネル同士がピッタリ合わさっているので容易ではありません。脱着時に周りのパネルが崩れる可能性があります。容易ではないうえにALCパネルは高額です。
この北面のALCの傷みの原因はここなんです。
この赤いのは笠木といいます。
こちら拡大写真です。
笠木が外壁とピッタリで隙間なく施工されているので、雨水がみんな外壁に回ってしまいます。ALCは塗装が剥げると水が浸透しやすくなり、このように一面全体が傷んでしまいます。また長野県などの寒冷地でのALCは水を含むと容積が大きくなりALCが爆裂してしまいます。
ALCが劣化して穴があいてますよね!こういったところから雨水侵入です。ここには最低でも15mm以上の隙間を作る必要があります。外壁の厚みが100mmなら笠木の幅は150mmとかにする必要があります。今回はこちらも手直しをしました。
笠木から落ちた雨水は外壁の裏側まで回ってしまいますのでこのように塗料が剥がれてきます。
コーキング処理のために、パテ埋めした所をきれいに削り、型をつくっています。
コーキング(シーリング)処理で隙間を埋めていきます。
隙間があるとそこから雨水が侵入し、水分が凍って爆裂しますのでしっかりとパテやコーキングで穴埋めします。
シールドライヤーを吹き付けます。シーリングが早く乾きます。