安曇野市外壁サイディング工事|アクセントカラーでバルコニー外壁の柄を変えて張り分け
- 屋根塗装
- 金属サイディングカバー工法
施工概要
- 施工内容
- 屋根塗装
外壁サイディングカバー工法 - 使用材料
- 屋根塗装:AGCコーテック
ルミステージ弱溶剤GT
外壁カバー工法:KMEW
金属サイディングはる一番 - 工事期間
- 1か月半
- 築年数
- 30年
- 建坪
- 50坪
- 保証年数
- 屋根:メーカー保証10年
外壁:メーカー保証10年 - ご依頼のきっかけ
- 外壁の劣化が激しく何とかしたいおいうことでお問い合わせいただきました。塗装は無理ではないかというご判断でカバー工法か張替えをできる業者を探していたところ、インターネットでヒットした弊社へご連絡いただきました。施工事例が豊富だったことと近所に支店があったことがきっかけだったようです。
- 工事費(総額)
- 3,200,000円
- 地域
- 安曇野市
安曇野市で行った屋根塗装、外壁金属サイディングカバー工法の様子をご紹介します。
築30年ほど経つお家で、屋根はガルバリウム鋼板、外壁は窯業系サイディングです。
屋根は色あせ、サビが見られ、塗装するタイミングです。
外壁はシーリングの劣化、サイディングボードの反り、チョーキングなどが見られ、お施主様も塗装でのメンテナンスは諦めていて重ね張りか張替えでお考えでした。
屋根はフッ素樹脂塗料での塗装、外壁は金属サイディングの重ね張りで工事を行いました。金属サイディングも表面塗装はフッ素樹脂塗料を使っているものを使用しました。
屋根施工前
施工前の屋根の様子です。ガルバリウム鋼板の屋根なので屋根材自体にサビは出ていないのですが、雪止めアングルが亜鉛メッキなのでサビが出ています。そのサビが薄っすら屋根材に流れています。またよくあるのですが、使用していないアンテナがそのまま乗っています。アンテナの足はスチール製なので完全にサビていてそのサビが屋根材に流れています。ガルバリウム鋼板はさびにくい屋根材なのですがサビないわけではなく、このようにサビたものがあるともらいサビでサビが回ってしまいます。このサビをきれいに落として塗装する必要があります。
外壁施工前
施工前の外壁の様子です。窯業系サイディングの外壁です。窯業系(ようぎょうけい)サイディングはセメントと繊維質を混ぜて凍んで板状に成型した外壁材です。高温にかける際に窯(かま)に入れることから、窯業系サイディングと言われています。サイディングボードの板間目地が劣化しています。シーリングは防水材なのでここから水が入ってしまう可能性があります。写真ではわかりにくいのですがサイディングボードに反りが見られました。窯業系サイディングは寒暖差で伸縮します。その伸縮についていけずに反ったものと思われます。塗装でのメンテナンス方法もありますが、メンテナンスサイクルが短くなってしまうので思い切って新しい金属製のサイディングを重ね張りするほうがいいと思い余す。
屋根塗装 下塗り
屋根塗装の様子です。屋根塗装は通常下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。その最初の工程下塗りです。施工前でお見せしたサビをケレンという作業できれいに落としてからサビ止め効果のある下塗り材を塗装します。下塗り材はサビ止め効果とともに塗装面と塗料の密着を高めるための塗装です。
屋根塗装 中塗り
次の工程の中塗りです。中塗り、上塗りは同じ塗料を使います。今回使った塗料はAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージです。紫外線が塗膜の生成を壊すエネルギーより、フッ素樹脂塗料の分子の結合力のほうが強いため超高耐久が実現できた塗料です。塗装後10年経っても塗りたてのツヤが残っているという実績があります。
屋根塗装 上塗り
屋根塗装最後の工程の上塗りです。空が映り込むほどのツヤが出ています。このツヤが10年以上維持されるのがフッ素樹脂塗料です。
外壁工事 下地樹脂胴縁
外壁工事の様子です。既存の窯業系サイディングは厚みが12㎜しかありませんでした。12㎜以下の窯業系サイディングは塗装は難しいです。12㎜以下の窯業系サイディングはほとんどの場合躯体の下地に直接釘止めをしています。そのため室内から出てくる湿気が放出されずに外壁材に悪影響を及ぼします。そのため塗装しても塗膜の剥離などの不具合が起きやすいためです。
新しく張る金属サイディングには樹脂胴縁という下地を打ってそこに張っていきます。樹脂胴縁は厚みが15㎜ありここに金属サイディングを張るので既存のサイディングとの間に15㎜の隙間ができます。この隙間が通気層となって外壁から出てくる湿気を外に逃がしてくれます。
ジョイナーベース 出隅ベース
もう二つ下地材として、ジョイナーベースと出隅ベースを取り付けます。金属サイディングは長さが3mないし4ⅿあります。外壁の端から端まで1枚では張れないので2枚か3枚並べて張ります。この時のジョイント部分を窯業系サイディングの場合はシーリングで埋めるのですが、金属サイディングはジョイントカバーをかぶせます。このカバーをかぶせるための下地材がジョイナーベースです。ジョイナーベースとジョイントカバーは篏合式では嵌めこむ構造になっているので一度嵌めたら動きません。また内側にスポンジのパッキンがついているので水の侵入もありません。
出隅ベース同じく金属サイディングが直角に交わる部分で出隅カバーを付けるための下地として取り付けます。
ジョイナーカバー 出隅カバー
こちらがジョイナーカバーと出隅カバーを取り付けたところです。両方とも篏合式で嵌めこむので動くことはありませんし、内側のスポンジのパッキンで雨が入ることもありません。シーリングを使わないので今後シーリングのメンテナンスをする必要もありません。今回は壁材と同質のカバー材を使いましたが、柄がなく色だけ同じカバー材もあります。費用が家1件のサイディング工事で20万円くらい変わるので、費用を抑えたいということであれば同色のカバー材でもいいと思います。
金属サイディング本体の取り付け
金属サイディング本体を取り付けます。弊社は多くの場合KMEW株式会社の金属サイディングはる一番を採用しています。金属サイディングはガルバリウム鋼板製で柄をプレス加工した後、表面をフッ素樹脂塗料で塗装しています。このとき使うフッ素樹脂塗料も今回屋根で使ったフッ素樹脂塗料と同じAGCコーテックのルミステージを使用しています。
今回はバルコニーの外壁部分をアクセントカラーとして茶系を入れました。このような梁わけが簡単にでき、デザインを受有にできるのも金属サイディングの重ね張りのメリットです。また、出来上がりのイメージを見える化するということで、イメージ画像をお作りして色決めの参考にしていただいています。無料で行っているのでご相談ください。
工事が終わりました
足場を外して工事終了です。今回は屋根に高耐久フッ素樹脂塗料ルミステージ、外壁にフッ素塗装金属サイディングはる一番を使用しました。いずれもAGCコーテックのフッ素う樹脂塗料を使用しているので、塗膜のメンテナンスは長期間必要ありません。また外壁はシーリングを使っていないのでこのメンテナンスも必要ありません。しばらくは何もしなくても大丈夫です。