諏訪市屋根外壁塗装｜レンガ調のデザインを残したいそれならクリア塗装です

2023年07月04

外壁塗装
屋根塗装

施工前

施工後

施工概要

施工内容: 屋根塗装
外壁塗装
使用材料: 屋根塗装：関西ペイント　ダイナミックルーフ
外壁塗装：WoldWise　グラスコートSR1000
シーリング：オート化学　オートンイクシード
工事期間: 1か月
築年数: 25年
建坪: 屋根面積　90㎡
外壁面積　176㎡
ご依頼のきっかけ: 塗装する時期にきたということでお問い合わせいただきました。ただ通常の塗装だと今の外壁の石積み調の柄が消えて淡色の色になってしまうのを心配されていました。そんな時はクリア塗装をすれば意匠性は維持されて高耐久も期待できるというご提案をし、即決でご依頼いただきました。
工事費（総額）: 2,000,000円
地域: 諏訪市

諏訪市で行った屋根塗装、外壁塗装の様子をご紹介します。屋根はスレート、セメントと繊維質を混ぜて板状に成型した屋根材です。表面を塗装することで防水しているので定期的な塗り替えンメンテナンスが必要です。外壁は窯業系（ようぎょうけい）サイディング、同じくセメントと繊維質を混ぜて高温で成形した外壁材です。高温をかける際に窯（かま）に入れることから窯業系と言われています。こちらも表面を塗装することで防水しているので定期的に塗り替える必要があります。
このお家の外壁は石積み調のデザイン性の高い外壁で、その意匠性を維持したいということでクリア塗装をすることになりました。窯業系サイディングはジョイント部分に目地ができそこをシーリングというゴム状の防水材で埋めます。シーリングも紫外線などで劣化するため打ち替える必要があります。
今回は屋根塗装、シーリング打ち替え、外壁塗装を行いました。

工事の様子です。まずは屋根面、外壁面を高圧洗浄します。洗浄機は家電量販店やホームセンターなどで市販されている電動の洗浄機ではなく、ガソリンエンジン式の高圧洗浄機を使用します。電動の洗浄機だと水圧が足りず、ホースを細く絞って洗浄しなければなりません。紙をボールペンで塗りつぶすイメージです。ボールペンだと塗り残しができます。洗浄の場合は洗い残しになってしまいます。ガソリンエンジン式の洗浄機なら高圧の水が広い範囲で出るので洗い残しなく洗浄できます。紙を筆で塗りつぶすイメージです。

屋根塗装の様子です。屋根塗装は通常下塗り、中塗り、上塗りの順に3回塗りで仕上げます。まずは下塗りです。最初にダメ込みと言って屋根愛の重なりや雪止め周辺など細かくてローラーでは届かないところを刷毛で塗る作業を行います。ダメ込みが終われば広い面をローラーで塗っていきます。下塗りは塗装面と塗料の密着を高めるための塗装です。

スレートは上下の屋根材の重なりに隙間があります。この隙間は屋根材の下に入ってしまった水を排出するために必要な隙間なのですが、塗装をしてしまうと塗料でこの隙間がふさがってしまいます。隙間がふさがると入ってしまった水が逃げるところがなく雨漏りの原因になってしまいます。これを防ぐためにタスペーサーという部材を隙間に入れます。1枚のスレートにつき５か所タスペーサーを挿入します。

次に中塗りの工程です。中塗りも刷毛でダメ込みをしてローラーで塗装します。中塗り、上塗りは同じ塗料を塗ります。今回使用した塗料は関西ペイントのアレスダイナミックルーフＳi、主剤に硬化剤を混合させて使う2液タイプの塗料です。硬化剤を混ぜることで塗膜表面が固くなり積もった雪が凍ってしまう寒冷地の長野県には最適な塗料です。また、ラジカル制御型と言って、紫外線が塗膜に当たるとラジカルという塗膜劣化成分が発生します。このラジカルを抑制機能があるのがダイナミックルーフです。耐久性が上がります。中塗りは塗料が持つラジカル制御や防汚性、撥水性などの機能を塗るとそうです。

屋根塗装の最後が上塗りです。上塗りは塗料の機能とともにツヤや色を落ち着かせるための塗装です。きれいな屋根に仕上がりました。

外壁塗装の様子です。塗装の前にシーリングの打ち替えを行います。シーリングは初めはペースト状ですが固まるとゴム状になる防水材で、外壁材のジョイント部の目地に充填します。紫外線や雨風で劣化するのでこちらのメンテナンスも必要です。古いシーリングをカッターで切って撤去し、目地の両サイドにマスキングテープを貼ってはみ出さないようにして、専用のガンで目地に充填させ、乾く前にすぐにマスキングテープをはがします。これは乾いてしまうとテープをはがす際に一緒にシリングがついてきてしまうからです。シーリングの劣化は防水性の劣化と同義なので、外壁塗装よりも気に掛けたいメンテナンスポイントです。