諏訪市塗装工事|窯業系サイディングのシーリング打ち替え|ガラスコートクリア塗装
- 外壁塗装
- シーリング打ち替え
施工概要
- 施工内容
- 外壁ガラスコートクリア塗装
シーリング打ち替え - 使用材料
- 株式会社WorldWise
C-1グラス SR1000 - 工事期間
- 10日間
- 築年数
- 25年
- 建坪
- 35坪
- ご依頼のきっかけ
- シーリングが劣化して切れているところが何か所かあったため
- 工事費(総額)
- 1,500,000円
- 地域
- 諏訪市
諏訪市で窯業系サイディングのボード間の目地のシーリング打ち替え工事と、外壁へのガラスコートクリア塗装を行いました。
窯業系系(ようぎょうけい)サイディングとはセメントを主原料にガラス繊維などを混ぜて板状に加工した外壁材です。比較的安価でデザインや色も豊富なことから多くの外壁で使われている建材です。反面、それ自体に防水性がないので表面に塗装をすることで防水しています。定期的な塗り替えをしないと最終的には水を吸って不具合が発生します。また、多くの窯業系サイディングはサイディングボード間のジョイント部分にシーリングというゴム状の防水材を打っています。このシーリングのメンテナンスも必要です。メンテナンスの手間がデメリットと言えます。
今回は今のデザインや色を残したいというご要望で、塗装は透明なクリア塗料を使いました。シーリングの打ち替えの様子と合わせてご紹介します。
まず外壁についている砂ぼこりなど汚れを落とすための高圧洗浄を行います。
ホームセンターや家電量販店などで販売されている電動の洗浄機だと水圧が弱く汚れが落ちたところと残ってしまったところがまだらになり逆に汚く見えてしまいます。プロは外壁洗浄にはガソリンエンジンの強力な洗浄機を使います。あっという間にきれいになります。
後程玄関ドアにもガラスコートのクリア塗料を塗るので、玄関ドアの掃除を行います。玄関ドアは手の皮脂などの油汚れが付いています。これは高圧洗浄ではなかなか落ちないのでシンナーでふき取りました。
クリア塗装はいい意味でも悪い意味でも今の外壁の状態がそのまま残ってしまいます。色やデザインを残すことはできますが、洗浄でお樋きれなかった汚れも残ってしまいます。落としきれなかった汚れはタッチアップと言って、同色の塗料で汚れを隠します。写真はその様子です。外壁の破損個所があればそれも補修、リペアして塗装に入ります。
先にシーリングの打ち替えを行います。先にシーリングをすることで、上からガラスコート塗装ができるので、シーリングを保護することができます。
左の写真は周囲にはみ出さないようにシーリングを打つ目地の両端にマスキングテープを貼ったところです。外壁の凹凸に合わせて貼ることできれいなシーリングのラインが出ます。
右の写真は外壁とシーリング材の密着を高めるためのプライマーを塗っているところです。何事にもこうした下準備、下塗りが重要です。
左の写真はシーリングを打っているところです。専用のガンで押し出しながら打っていきます。この上に色のついた塗料を塗る場合は同系色のシーリング材を使うのですが、今回はクリア塗料なので外壁の色に合わせて着色したシーリング材を用意しました。
右の写真は打ったシーリング材を均しているところです。この時に先に張ったマスキングテープが効果を発揮します。
きれいなラインでシーリングの打ち替えができました。シーリング材が乾かないうちに素早くマスキングテープを剥がします。乾いて固まってしまうとマスキングテープを剥がした時に一緒にシーリングを引っ張ってきてしまうためです。
ガラスコートクリア塗料を塗装します。クリア塗料は刷毛やローラーで塗って万が一ムラになったときにごまかしがきかないので、吹付で塗装します。
使用した塗料はWorld Wise株式会社のC-1Glassという塗料です。塗装すると無機質のガラスコートとなる塗料で、超高耐久が期待できます。また大変硬い塗膜なので外壁面に傷がつきにくくなります。ほとんどの物質に塗装できるので、アルミ製の玄関ドアも塗装しました。
吹付にはこのエアレススプレー、精和産業株式会社の【とばな~いTB-8】を使います。空圧で飛ばすスプレーガンではなく、コンプレッサーで塗料に圧をかけて小さな噴射口から塗料を飛ばす低圧タイプなので、吹き付け塗装の弱点であった塗料の飛散を押さえることができます。近隣への飛散が弱点だった吹き付け塗装も、これを使えば通常の養生だけで安心して吹き付け塗装することができます。
シーリングの打ち替え、クリア塗料の吹き付け塗装が終わりました。玄関ドアもツヤツヤの仕上がりです。
クリア塗装は技術を要する作業ですが、弊社の塗装職人は吹き付け塗装の経験も豊富です。ぜひご用命ください。