諏訪市屋根塗装・外壁塗装|下地強化のために屋根、外壁とも4回塗り塗装
- 外壁塗装
- 屋根塗装
施工概要
- 使用材料
- 関西ペイント
外壁:RSシルバーグロスSi
屋根: アレスダイナミックルーフ2液型 - 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 30年
- 建坪
- 35坪
- 保証年数
- 外壁 メーカー保証7年
- ご依頼のきっかけ
- 訪問販売業者がひっきりなしに来るようになり、以前からお付き合いのあった弊社にお問い合わせいただきました。訪問販売業者の見立ては正しく、もう少しお問い合わせが遅れたら塗装でのメンテナンスは難しくなるほどギリギリの劣化状態でした。 今回は素地の状態があまりよくないため、屋根、外壁とも下塗りを2回塗って下地を強化して中塗り、上塗りと合計4回塗りで仕上げました
- 工事費(総額)
- 1,350,000円
- 地域
- 諏訪市
諏訪市で行った屋根塗装、外壁塗装の様子をご紹介します。
訪問販売業者がひっきりなしに来て外装リフォームをすすめられたとのことで、以前別の工事でお付き合いのあった弊社にお問い合わせいただきました。
屋根材はスレート、外壁は窯業系サイディング部分とモルタル部分があるものでした。訪問販売業者は後々トラブルになる可能性があるので契約する際には十分な注意が必要ですが、屋根、外壁のリフォーム時期に来ているという見立ては間違っていませんでした。余裕があれば屋根外壁ともカバー工法をしたいギリギリの状況でしたが今回は塗装でのリフォームを行っています。
スレートはの状況です。塗膜が劣化していて水も吸っています。屋根材1枚1枚に黒く縁取りされているように見えるのが水を吸った証拠です。本来ならカバー工法をお勧めしたいところですが、今回は塗装でということで、スレートの屋根材に塗料を吸い込ませて強化する工法で塗装することにしました。
こちらは下塗りの塗料です。この塗料、関西ペイントの屋根強化プライマーEPOをスレートに染み込ませるだけ染み込ませて、屋根材内部に入った塗料が固まることで屋根材自体を強化するという施工方法です。1回塗りでは不十分なので2回塗りを行います。
こちらが下塗りをしている様子です。ほとんど粘度のない水のような塗料なのでスレートの屋根材どんどん吸い込まれていきます。ただ1回では吸い込みが不十分です。2回場合によっては3回、吸い込まなくなるまで塗り重ねます。これが屋根材内部で固まることによって、スレート自体の硬度も出て寿命が延びます。
屋根塗装は一般的には下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げますが、今回は下塗りを2回行っているので4回塗りで仕上げます。下塗りで屋根材を強化させたら、残りは通常通り中塗り1階、上塗り1階の2回塗りで十分です。
中塗りは塗料の持つ防汚性や遮熱性などの機能を塗りこみ、上塗りは塗料の機能を塗るとともに色やつやを落ち着かせるために行います。中塗り1回では色が透けてムラに見えることもありますが、上塗りを行うことで透け感をなくし、決めていただいた色に仕上げることができます。ツヤも出て美しい屋根面になります。
外壁塗装です。
高圧洗浄を行ったあと、養生という作業に入ります。養生は非塗装部分にビニールなどで覆う作業です。非塗装部分と塗装部分の境の線がまっすぐになるかどうかはこの養生作業で決まります。写真の窓枠の場合窓枠一周にマスキングテープを貼ります。このマスキングテープを不陸なくまっすぐに貼ることで、塗料が非塗装部分にはみ出なくなります。マスキングテープの1㎜内側にマスカーというビニールにガムテープが付いている養生材を張ります。それを広げると窓が覆われて塗料が付かないようになります。塗装の出来の良し悪しにかかわる大切な作業です。
軒天(のきてん 軒裏天井)を塗装しています。
軒天専用の関西ペイントワイドグリップを使っています。軒天は穴が開いているところがあるように通気をとる部分でもあります。このワイドグリップは透湿性のある塗料なので、軒裏通気にも対応できる塗膜になります。1回ないし2階仕上がりを見て塗装します。
外壁の下塗りです。写真はモルタル部分で1回塗りで済みましたが、南面に窯業系サイディングの面があります。スレートと同様セメント系の外壁材で塗膜が劣化すると水を吸ってしまいます。状態があまりよくなかったのでプライマーで強化してフィラーで下塗りをしています。
外壁も下塗り、中塗り、上塗りの工程で塗装します。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使いますが、今回は関西ペイントのRSシルバーグロスSi、ラジカル制御型の水性シリコン樹脂塗料です。ラジカルとは紫外線が塗膜に当たることで塗膜内部で発生する塗膜劣化因子です。ラジカルが発生するとチョーキング現象が起きます。これが進むと塗膜の防水性が失われるなどの劣化に繋がっていきます。このラジカルの発生を抑えるのがラジカル制御型塗料です。水性塗料を使うのはにおいを抑えるためです。弱溶剤(油性)塗料を使うとシンナー臭が抜けずに人によっては体調を崩される方もいます。水性はその匂いがほとんどないので、外壁には水性塗料がお勧めです。
こういった細かいところも養生をしっかりしているので塗料が付いてはいけないところに塗料が付くという不安もなく、安心して作業できます。もちろん非塗装部分を汚さないというのが養生の目的ですが、この安心して作業できるという点も重要な目的です。養生に自信があるから細かいところを安心して塗ることができます。
上塗り絵推して外壁塗装も終了です。
今回は塗装するのにギリギリの状態でした。もう少し劣化が進んでいたら間違いなく塗装不可だったでしょう。屋根も外壁もメンテナンスは塗装が一番リーズナブルにできます。塗装ができない状態になるとカバ工法や葺き替え張替えといった大きな工事になってしまいます。屋根、外壁とも早めのメンテナンスをお勧めします。