塩尻市外壁塗装|窓の格子の奥にあった鳥の巣を撤去してリーズナブルに塗装
- 外壁塗装
- 木部塗装
施工概要
- 施工内容
- 外壁塗装
木部塗装 - 使用材料
- AGCコーテック フッ素樹脂塗料
ルミステージ水性GT - 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 30年
- 建坪
- 外壁塗装面積 280m
- 保証年数
- 10年
- ご依頼のきっかけ
- 15年前に雪止めを取り付けてからの長いお付き合いのお客様です。その間外装や窓などのリフォームをやらせていただきました。困ったことがあれば何でもご相談いただくお客様です。今回は太陽光パネルの定期点検で伺った際に、外壁塗装をご依頼いただきました。格子の奥に鳥の巣のようなものがあって困っているのでこれも何とかしてほしいとのことでした。
- 工事費(総額)
- 1,540,000円
- 地域
- 塩尻市
塩尻市で行った外壁塗装の様子をご紹介します。
お客様は15年来のお付き合いの顧客様で外装、内装何度もお世話になっています。今回は太陽光パネルの定期点検に伺った際に外壁塗装のご相談をいただきました。なるべく安く済ませたいということでしたが、塗装工事をリーズナブルに行おうとすると、どこかを削らなければなりません。そういった工事は弊社ではやっていないので、なかなかリーズナブルにというわけにはいきませんが、一つだけ方法があります。弊社に在庫している塗料を使う方法です。通常、塗料はメーカーから一斗缶で買います。それを適正量塗装するのですがどうしても余りが出てしまいます。それが在庫となってダブついてしまいます。今回はその愛顧している塗料をできるだけ使用してリーズナブルに工事をいたしました。ほかの現場で使った塗料のあまりなので色の指定はできませんが、色にこだわりがなければお得に工事できる方法です。
工事の様子です。まず仮設足場を設置します。
外壁塗装の場合は高所での作業が伴うので仮設足場は必須です。工事が終われば形に残らないもので、しかも20万以上の費用が掛かります。この費用はお客様のご負担になりますが、安全に作業するため、安心して作業できるので細かいところにも目が届き仕上がりをきれいにするために不可欠なものですのでご理解いただき、設置させていただいています。
お客様のお悩みの一つに木製の面格子の奥に鳥の巣があり、撤去したいが手が届かなくて撤去できないでいるというものがありました。見てみると確かに面格子の奥にわらなどでできた大きな鳥の巣がありました。塗装工事をするうえでも邪魔なものなので、面格子を外して撤去します。
面格子を外すと想像以上に大きな鳥の巣が出てきました。窓の幅いっぱいにありました。弊社の事務所の入り口にもツバメが巣を作っていますが、下場に支えが何もなく壁にくっついているだけで落ちない鳥たちの建築技術は感心しますが、フンの被害や今は病原の心配もあります。できれば家には巣を作らないでほしいのですが・・・
撤去すると大きなビニール袋がいっぱいになるほど大きなものでした。もう家主はいなかったので動物虐待はしていません。
塗装を行う前に外壁を洗浄します。
一般的に市販されている電動の高圧洗浄機ではなく、私たちプロはガソリンエンジンの強力な高圧洗浄機を使います。市販の電動高圧洗浄機は高圧といえど水圧が足りません。必要な水圧にするには水を絞って補足するしかないのですが、補足するとムラになってしまいます。ボールペンで図形を塗りつぶすのと、筆で図形を塗りつぶすのでイメージしていただければわかりやすいかと思います。
洗浄することで砂ぼこりなどの汚れはもちろん、剥がれかけた塗膜、触ると白き汚れが付くチョーキングなどをきれいに洗い流します。塗装面をきれいにしないと塗った塗料がはがれやすくなってしまうので、塗装工事をするうえで大事な工程です。
次に窓や給湯器、配管類、計器類など外壁についていても塗装しないところを、マスカーというガムテープがついたビニールシートで覆います。養生をするといいます。簡単に養生すると書きましたが、塗装するうえでこれも重要な作業で、塗装面と非塗装面の境になるので、マスカーを適当に貼ることはできません。塗装したラインをまっすぐきれいに出すには、マスカーをまっすぐ貼る必要があります。これがなかなか難しいです。職人の中には養生が終われば塗装の9割終わったという人もいます。それだけ重要な工程です。
仮設足場の設置、洗浄、養生と下準備が終わったらやっと塗装の工程に入ります。
外壁塗装は通常下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りで仕上げます。(例外の塗料はもちろんあります)まずは下塗りの工程です。今回使用した塗料はAGCコーテックのフッ素樹脂塗料ルミステージ水性GTです。メーカーが塗膜を10年間保証する塗料で、10年後も塗りたてのツヤが継続される耐久性の高い塗料です。
下塗りはこのルミステージの専用の下塗り材を使います。下塗りは塗装面とトップに来る塗料の密着を高めるための接着剤のような役割のある塗料です。
次に中塗りの工程です。
中塗りからルミステージ水性GTを塗装します。この後上塗りが来るので見えなくなる塗膜ですが、塗料の持つ防汚性や防藻性、耐水性など塗料の持つ機能を塗装する工程です。
最後に上塗りです。
上塗りは塗料の機能を塗装するとともに、色やツヤを出すために塗装する工程です。今回塗装したフッ素樹脂塗料は10年後も塗りたてのツヤが期待できます。一度フッ素樹脂塗料を塗れば20年は何もしなくてもいいと思います。初期費用は若干高いのですが、長い目で見ればコスパの高い塗料だといえると思います。
その他外壁以外の付帯物の塗装です
◆せっかく外した面格子なので、きれいに掃除して木部専用のキシラデコールで塗装しました
◆切妻屋根(三角屋根)の斜めになる屋根の側面を破風(はふ)と言います。ここは高所になり、屋根の上からは塗装でいないので足場のかかっている今一緒に塗装します。金属製なので金属屋根用の塗料を塗装しています。
◆雨樋と鼻隠しを塗装します。鼻隠しとは雨樋がついている面を言います。どちらも金属製なので破風と同じ金属屋根用の塗料を塗装しています
◆外壁をぐるっと囲む帯のような幕板の塗装です。木製なので面格子と同じキシラデコールを塗装しています
◆勝手口の上の小さな屋根や、窓の上の小さな屋根をひさし、もしくは霧除けと言います。金属製なので破風や鼻隠しと同じ金属屋根用の塗料を塗装しています
何度も書きますが今回使用したフッ素樹脂塗料ルミステージは、10年経っても塗りたてのツヤが維持されます。今一番使われているシリコン樹脂塗料は10年経てば次の塗装を意識しなければいけなくなるタイミングですが、フッ素樹脂塗料はその心配がありません。
今回は在庫塗料を使わせていただき比較的お安く工事することができました。色の指定はできませんが変わった色の塗料もあまり使わないので、在庫になるのはよく出る人気の色です。そのあたりも含め担当にご相談ください