松本市外壁塗装:高耐久性が期待できるラジカル制御型シリコン樹脂塗料を塗装
- 外壁塗装
- シーリング打ち替え
施工概要
- 施工内容
- 外壁塗装
シーリング打ち替え - 使用材料
- 関西ペイント
RSシルバーグロスSi - 工事期間
- 3週間
- 築年数
- 25年
- 建坪
- 外壁面積:112㎡
- 保証年数
- 7年
- 工事費(総額)
- 1,300,000円
- 地域
- 松本市
松本市で行った外壁塗装の様子をご紹介します。
セメントと繊維質を混ぜて板状に成型して塗装仕上げをしている窯業系(ようぎょうけい)サイディングに、塗膜に紫外線が当たると発生する塗膜劣化因子のラジカルの発生を抑制することで耐久性が上がる塗料、ラジカル制御型シリコン樹脂塗料の関西ペイントRSシルバーグロスSiを塗装しました。窯業系サイディングにはつきもののシーリングの打ち替えも行っています。
まず先にシーリングの打ち替えを行います。シーリングはペースト状が固まるとゴム状に変わる防水材で、窯業系サイディングにはつきものの建材です。サイディングボードとボードのジョイント部分に充填して目地を埋めていますが、シーリングも紫外線や雨風によって切れたりひびが入るなど劣化します。防水材なのでシーリングが劣化すると目地から水が入ってしまい、それが凍って外壁材を壊す爆裂という凍害や、セメントと繊維質が原料なので水を吸ってボロボロになるのどの不具合が起きてしまいます。外壁の塗り替えのメンテナンスも重要ですが、それ以上にシーリングんメンテナンスも重要なメンテナンスポイントです。
古いシーリングは両端をカッターで切ると比較的簡単に撤去することができます。シーリングを撤去した目地の両端にはみ出し防水のマスキングテープを貼って、専用のガンでシーリング材を注入します。
シーリング材を注入したらすぐにマスキングテープを剥がします。これはシーリング材が固まってしまってからマスキングテープを剥がすと、シーリングを引っ張って、せっかく打ったシーリングが剥がれてしまうからです。スピード勝負の作業です。そうするとこのようにきれいな目地で仕上がります。
使用したシーリング材はオート化学工業のオートンイクシードです。ノンブリードというシーリング材で、ブリードとは可塑剤(かそざい)ともいうシーリング材のベタベタ成分です。これが入っているシーリング材を使うと、可塑剤が表面に浮いてきてベタベタでほこりなどを付けてしまい黒く汚れてしまいます。ノンブリードなのでベタベタ成分が入っていないシーリング材を使用することがきれいに仕上げるポイントです。
塗装の様子です。
外壁塗装は一般的には下塗り➡中塗り➡上塗りの3回塗りで仕上げます。
まずは下塗りです。どの工程も共通ですが、細かくローラーでは塗り切れないようなところは刷毛で塗ります。これをダメ込みと言います。外壁で言うと窓周りや、目地など凹んだ部分、配管周りなどはダメ込みをします。塗り残しがないように仕上げる大切な作業です。
平滑な面はローラーを使用して塗装します。
下塗りは塗装面と塗料の密着を高める接着剤の役割がある塗料です。今回使用した塗料は関西ペイントのRSサーフという下塗り材です。窯業系サイディングは昼夜の寒暖差や夏冬の寒暖差でボードは伸縮します。このボードの動きに追従してくれる男性のある下塗り材です。
2回目の塗装の中塗りです。
中塗りももちろんダメ込みを行ったあと平滑な面をローラーで塗装します。
中塗りは塗料の持つラジカル制御機能や、防汚性や防藻性、遮熱性などの機能を塗る工程です。
最後の工程の上塗りです。
あまり評判の良くない業者は3回塗りの料金で2回しか塗らないという話を聞くことがあります。私も何件か2回しか塗ってないだろうなという外壁を見たことがあります。一見すると2回塗りも3回塗りも違いは分からないように見えます。上塗りは塗料の機能とともに色、ツヤを塗装する工程です。2回しか塗っていないと色つやが悪かったり、下塗りの色が透けて見えたりするところがあります。工事中よく見ていればいいのですが、なかなか難しいかと思います。使用した塗料の空き缶を確認させてもらうなど防御策が必要かもしれません。私たちは標準以上の工事をしますのでご安心ください。