諏訪市外壁工事:レンガ調窯業系サイディングにスパン系樹脂サイディングを重ね張り
- 樹脂サイディングカバー工法
施工概要
- 施工内容
- 樹脂サイディングカバー工法
- 使用材料
- 樹脂サイディング
LIXIL WALL J
OREGONPRIDE Cypress - 工事期間
- 1か月
- 築年数
- 25年
- 建坪
- 外壁面積 178㎡
- 保証年数
- 30年
- ご依頼のきっかけ
- セメントを原料とした窯業系(ようぎょうけい)サイディングの外壁でした。ボード間の目地のコーキングの劣化から外壁材にクラックが入っていて塗装でのメンテナンスは難しい状態です。ボードの厚みが足りないのも原因の一つです。今後塗り替えのメンテナンスが必要ない金属サイディングを重ね張りするカバー工法で工事させていただきました。
- 工事費(総額)
- 3,300,000円
- 地域
- 諏訪市
諏訪市で外壁工事を行いました。
外壁材は窯業系(ようぎょうけい)サイディングです。セメントと繊維質を混ぜて板状に成型して塗装した外壁材で、シェア80%と多くの住宅で使われている外壁材です。
今回の外壁はサイディングボードのジョイント部分の目地に打たれているシーリングという防水材の劣化でそこからクラックが発生していました。またボードの厚さが今の基準以下で不十分だったため、反りも見られました。見た目を気にしなければメンテナンス方法もあるのですが、今回は樹脂製のサイディングボードを重ね張りするカバー工法でメンテナンスしました。そのカバー工法の手順と費用を詳しくご紹介します。
なお、外壁工事の前に屋根塗装を行いました。別の事例でご紹介しています。下にリンクを貼っておきますので併せてご覧いただけたらと思います。
この工事の前に同じお家で行った屋根塗装の施工事例
新しい外壁材を重ね張りするとはいえ、クラックや不具合をそのままにしておくわけにはいきません。隠れてしまうので見た目は置いておいて、補修工事を行っています。
クラックにや劣化したボード間の目地をシーリングで補修しています。
次の透湿防水シートを全面に張ります。既存の外壁の中にも透湿防水シートは貼られていますが、それはないものとして新しい外壁用に新しい透湿防水シートを敷設します。
次に樹脂製の胴縁(どうぶち)という角材を455㎜間隔で取り付けます。新しいサイディングを取り付ける下地になります。一般的には木製の胴縁を使うのですが、木製だと経年で劣化してしまいます。イトウ住建では劣化品樹脂製の胴縁を使用しています。
サイディングは下から上へと張っていきます。まず土台水切りという部材を取り付けます。この部材は水平に十分気を付けて取り付けます。この水平が狂ってしまうとこの後のサイディングがすべて斜めになって見栄えが良くありません。一番大切工程と言ってもいいと思います。
サイディングボード本体を取り付けていきます。
先に取り付けた樹脂胴縁にボードの上側をビス止めします。上にくるボードはオープンジョイント方式で下のボードとジョイントします。シーリングは必要ありません。
樹脂サイディングをご紹介します。
今回はLIXILのWALL Jという商品を使いました。塩化ビニルを板状に成型した外壁材です。
塗り替えの必要がなく、シーリングも使っていないのでその打ち替えも必要ありません。アフタ^メンテナンスの手間がないのが大きな特徴です。また非常に軽量で建物への負荷が少ない外壁材です。
一方、衝撃に弱く石を投げつける、車をぶつけるなどの衝撃で割れてしまいます。また熱に強くなく、60度以上の高温で変形する可能性があるのがデメリットです。
建物の角の部分を出隅(でずみ)といいます。ここは必ずジョイント部分になりますが、樹脂サイディングはシーリングを使いません。ここは出隅カバーというL字の部材で隠します。同じ色の出隅カバーを使うことが多いのですが、今回はデザイン性で白いカバー材を使いました。
窓廻りはコの字の見切縁(みきりぶち)という部材を使います。ここも白い見切縁を使いました。見切縁にサイディングボードをはめ込んでいきます。ここでもシーリングは使いません。最後に工事前にいったん外していた雨どいを取り付けます。
これで工事終了です最後に工事前にいったん外していた雨どいを取り付けます。
これで工事終了です
最後に工事前にいったん外していた雨どいを取り付けます。
これで工事終了です
茶色いレンガ調の外壁でしたが、グリーン系のさわやかな印象のお家に生まれ変わりました。外壁のカバー工法は印象をガラッと変えることができるのも魅力の一つです。白の縁取りもアクセントになっていいと思います。