知っておきたい外壁塗装~外壁材の種類とメンテナンス方法

窯業系サイディング

窯業系(ようぎょうけい)サイディングとは、板状の外壁材でセメントと繊維質を混ぜて窯(かま)で高熱処理したものです。色柄が豊富で現在の外壁の80%ほどのシェアがあります。

●窯業系サイディングの劣化状況

◆チョーキング◆

触ると外壁色に近い色の粉状の汚れが付く現象です。窯業系サイディングの塗膜の劣化のサインです

◆サイディングボードの痩せ、ズレ◆

昼夜、また年間の寒暖差でサイディングボードは伸縮します

◆ボード間のシーリングの劣化◆

ボードとボードのジョイント部分はシーリングというゴム状の材料で防水しています。上記のボードの動きにシーリング材がついていけず切れたり、剥がれたりしてしまいます。また、シーリング自体が紫外線などによって劣化し、ひび割れや剥がれが発生します。

◆塗膜の剥がれ◆

太陽からの紫外線による経年劣化、施工不良など、原因はいろいろ考えられますが、シーリングの劣化から雨水が入る水が原因の剥がれは注意が必要です。

◆サイディングボードの反り、ひび割れ◆

サイディングボードの厚さがないと起こる現象です。主に厚さ14mm以下の場合に起こります。14mmと15mmの間で工法が変わり、15mm以上の場合は金具工法で壁の内側から止めますが、14mm以下の場合は釘止めで外からくぎを打って止めます。この釘からひび割れすることが多いです。

◆コケや藻、カビ、色あせなど◆

日当たりが悪く、じめじめした北面に多く見られるのが苔、藻、カビです。また、主に南面や西面では紫外線による色あせなどがみられます

★窯業系サイディングのメンテナンス方法★

サイディングボードの厚さの確認と通気工法がとられているか否かを確認します。厚さが足りない(14mm以下)と塗り替えをしてもその後に反りなどの不具合が生じる可能性があります。通気工法とはサイディングボードとその中にある防水シートや木材との間に通気層がとられている工法です。通気があればなかに入った水分を逃がすことができますが、通気層がないとその水分を逃がすことができす、塗り替えても塗膜の剥がれや爆裂という現象が起きてしまいます。

ボードの厚みがあり、通気が取れていて、劣化症状が比較的軽症ならば塗り替えで十分です。ただし、塗り替えと合わせてシーリングのメンテナンスをお勧めします。

逆に厚みが足りず通気が取れていない場合はご予算次第で金属サイディングの重ね張りをお考えいただいてもいいかもしれません。

モルタル

ALC

重症になってしまった外壁たち

窯業系サイディング

水が入ってそれが凍って膨張し、中から外壁を壊す爆裂という現象

ALCの爆裂

シーリングの劣化

シーリングの劣化

ALC塗膜剥離

ALC塗膜のふくれ(施工不良)

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